ウルトラマラソン完走を目標にしているが、ゴールが果てしなく遠い!

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ジョギング初心者にとってのフルマラソン完走と同様、
フルマラソン経験者であっても、ウルトラマラソン完走は
とても不安なものです。

私は軽い気持ちで、2年前の2018年に柴又ウルトラマラソン100Kに
挑戦しましたが、見事に玉砕しました。
49キロ地点(ひばりの里)の第3関門を通過できませんでした。
関門を通過できないというのはこんなにも悔しいものだと
屈辱感に苛まれたレースでした。

最大の敗因としては、6月の最初の日曜日でしたが、30度近くの
気温上昇で、暑さ対策を全くやって来なかったことです。
この暑さのせいで、全体平均 54.3% という異例の完走率の低さでした。

20キロ位までは、サブ4.5ペースで順調に来たものの、
一度、トイレ休憩で、少し給水したら、走れなくなりました。
そして、走っては、給水し、少し歩いて、また走っての繰り返しで、
どんどん歩く時間が多くなりました。
夏場のレースはとにかく暑さに対する耐性と、効果的な給水が
ポイントということを思い知らされた、苦い経験でした。

2019年に、2回目のチャレンジをしました。前回の猛烈な暑さを受けて、
大会運営は、2週間前に開催されました。
しかし、2回目も1回目と同様の暑さに見舞われ、苦戦しました。
61.8キロ地点(杉戸町環境センター前)の第4関門をぎりぎりタイムで、
通過したものの、その時点で、16時過ぎと、あと5時間は走れないなと
思い、やむなく断念しました。

2つのレースの失敗体験から、ウルトラマラソン完走のために
私が足りてない能力・経験を思い知らされました。
100キロという長い距離を走り切るためには、強い心技体が
必要だということです。このどれもが欠けても、完走は出来ないと
いうことです。

まず、心である、メンタル面。
絶対に完走できるという自信
歩きたいという弱い心に打ち勝つ強いメンタル
やめたいという弱い心に打ち勝つ強いメンタル

そして、技である、テクニック面。
エネルギーを消費しない、省エネ走法
足腰に負担をかけない、しなやかな走法
天候と自分のコンディションを見て、行う適切なペース配分
効率的な給水テクニック
効率的な栄養補給テクニック
脱力やストレッチを入れることで、筋肉疲労を回復させるテクニック

そして、体である、カラダの面。
目標時間を走り続ける体力
100キロ走っても耐えうる筋力
暑さ及び気温差に対応できる順応性

とても高いハードルですが、案外、楽々達成しているのが
女性ランナーです。
男性に比べて、女性はもともと強さを持っているんですね。

私が49キロの関門を通過できなかった、柴又ウルトラマラソン2018では、
完走率が以下の通りとなっており、

登録(陸連)の部
男子69.6%
女子83.9%

一般の部
男子50.9%
女子59.6%

壮年の部
男子34.1%
女子45.7%

となっており、女子の完走率が男子のものを
圧倒しています。
厳しいコンディションであればあるほど、
女性ランナーは
強い底力を出せるんだなと思いました。

ウルトラマラソンにチャレンジするランナーというと
ほぼサブフォーを達成しているランナーが多いですが、
ウルトラにおけるサブフォーは
サブテンと呼ばれる、10時間以内です。
サブテンを達成するには、キロ 6分でよいのですが、
このペースで、100キロを走るのはかなりのハイペースと
思いました。

柴又ウルトラマラソンの制限時間は14時間なので、
ぎりぎりでゴールするとなると、キロ8分24秒です。
休憩などを考慮すると、8分を切る位でしょうか?

スピードよりも、一定のペースで淡々と走れる
粘り強さが必要だと感じました。

柴又マラソンにエントリすると、もれなく
一流ウルトラランナーによる対策講座(座学)が開催されるので、
これは是非出た方がよいと思います。
ウルトラマラソン歴19年で、サロマンブルー総合男子連覇も達成している
能城秀雄さんの講座はとても参考になります。

本番までのトレーニングの流れや当日の注意点などが
手に取るように理解できました。

彼が推奨している、ピーク時のトレーニングとして、

60キロ走

はやっておいた方がよいと思いました。

昨年の大会では
61.8キロ地点(杉戸町環境センター前)の第4関門を通過できたものの、
途中5キロ位をほぼ歩いてしまったため、
60キロを走ることができておりません。

まずは練習で、自力で60キロ走り切れるというのが前提条件だと
思いました。

そして、想定される時間を歩いてみることが必要でした。
それも、涼しい早朝や夜間ではなく、同じような気象条件の時間帯
が良いと思います。

調整に入る直前にやるとすると、3週間前に、
朝8時にスタートして、夜8時にゴールする感じでしょうか?

トレーニングで、60キロ完走、想定時間のウォーキングをやっておけば、
当日の状況がほぼシミュレートできると思います。

そして、本番に向けての調整ですね。

今年はコロナの影響で、柴又ウルトラマラソンも中止となり、100キロの完走達成が
なりませんでした。来年は是非、4年越しで、この目標をクリアしたいと思います。

このサイトで、私の文章が少しでもあなたのマラソンライフを
続けるきっかけになれば、幸いです。

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