東京マラソン2020の招待選手で誰がオリンピック代表に?

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東京マラソン2020まで、あと2週間を切りました。
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を考慮し、
一般ランナーのレースの中止が2/17に発表されました。
従って、招待選手(エリートランナー)だけの大会となります。
これから、まさに走ろうとこの日のために準備をしていただけに、
参加予定の一般ランナーのショックはさぞ大きいことと
他人事とは思えないです。
参加料、チャリティ料金も返金されないという
のもダブルでショックですね。
この大会の中止を受けて、私の参加予定のマラソンレースも中止
されるのではないかとハラハラドキドキしています。

さて、先日、東京マラソン2020の招待選手が発表されました。
東京マラソンのコースはアップダウンが少なく、
フラットなコースで、記録が出るコースなので、
このレースに照準を合わせて、
多くの国内外の有望選手が参加予定です。

この記事を書いている段階で、
まだ東京オリンピックマラソン男子代表の最後の1枠が
決まっていません。

国内招待選手で、何といっても注目されるのが、
設楽悠太(Honda)と大迫傑(Nike)の同級生対決ですね。
設楽は一昨年のこの東京マラソンで、2時間6分11秒で、
日本記録を更新し、1億円を獲得しています。
一方、大迫は、一昨年のシカゴマラソンで、2時間5分50秒の
日本記録を更新して、やはり1億円を獲得しています。
Nikeと言えば、あのスピードアップで物議を醸しだした、
厚底シューズ。あのピンクのシューズで、2人の
激走が見られるのが楽しみです。

一方、箱根駅伝で、山の神で名を馳せた青山学院出身の
神野大地はニューバランスの薄底で、好走したいと
宣言しています。厚底対薄底の対決も楽しみのひとつです。
個人的には薄底のシューズで勝って欲しいものです。

また、学生No.1の実績を有する、東洋大の相澤晃にも
目が離せません。
この先、
世界レベルの選手と日本選手が戦っていくには、
若い世代の益々の活躍が必須となります。
優勝候補のエチオピアのレゲセはまだ25歳です。
日本のランナーがトップレベルに少しでも近づくには
大学生でのトップレベル選手が沢山輩出されなければ
なりませんね。

そして、ひそかに注目しているのが川内三兄弟の次男
川内鮮輝選手です。残念ながら、兄の川内優輝選手は
エントリされていませんが、
兄の分まで力走してくれるのではないでしょうか?
鮮輝選手はウルトラマラソンのトップ選手です。
私が昨年、一昨年と完走できなかった、
柴又ウルトラマラソンの
2017年度に優勝を果たしています。
ウルトラマラソンのベストタイムが6時間42分06秒というのは
驚異的な速さです。
東京マラソンでもそのポテンシャルを発揮できるのでは
ないかと見ています。
フルマラソンのベストタイムは2時間22分54秒で、
国内トップレベルとはかなり差がありますが、
実際のレースはふたを開けてみないと分からないところが
ありますので、期待したいと思います。

兄弟と言えば、双子の兄弟で知られる、兄の設楽啓太も
出走予定です。兄弟対決により、弟悠太が1秒でも速く
ゴールを割るのに期待です。

東京マラソン2019の日本人1位の
堀尾謙介にも期待したいですね。
日本人のマラソンランナーの割と小柄な選手が
多い中、183センチの高い身長を活かした、
力強い走りは魅力的です。
昨年は、雨の東京マラソンでしたが、
街頭の応援で観た、堀尾選手の力強い走りは印象的でした。
力強いストライド走法は往年の瀬古選手の走りを
想い出しました。

日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは
「堀尾謙介については「まだまだ伸びる余地がある選手」と評価
していました。
昨年のMGCでは15位で、2時間16分21秒と、
芳しくありませんでしたが、
まだ、23歳と若いだけに、大化けする可能性もあります。
最強のメガネランナーを名実ともに東京マラソン2020で
見せて欲しいですね。

そのほか、期待できる選手としては、
井上大仁(MHPS)ベストタイム2時間06分54秒、
山本憲二(マツダ)ベストタイム2時間08分42秒、
村山謙太(旭化成)ベストタイム2時間08分56秒
佐藤悠基(日清食品)ベストタイム2時間08分58秒
となっています。

いずれの日本のランナーが力を出し切ったとしても、
残念ながら、エチオピアのトップランナーとの差は大きく、
国内招待選手の1位は期待できません。
1位の賞金 1,100万円や2位の賞金 400万円が外国人ランナーの
手元に渡るというのはとても悔しいものです。
昨年は日本人トップが5位でしたから、
3位 200万円、4位 100万円も逃したわけです。
日本選手何とか踏ん張って、多くの賞金といい記録を獲得して欲しいところです。
そして、東京オリンピックマラソン男子代表の最後の1枠を
獲得して欲しいものです。

このサイトで、私の文章が少しでもあなたのマラソンライフを
楽しめるきっかけになれば、幸いです。

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