マラソンと箱根駅伝、両方楽しむのがクールだ!

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箱根駅伝は関東の大学選抜の対抗のリレーですが、
今年2019年現在なんと95回も開かれていますね。
国民的スポーツで、正月の風物詩にもなっています。
そして、箱根駅伝で実績を残した多くの選手が
日本を代表するマラソン選手として活躍しているのも
当然の流れとなっています。
いわば、マラソン界にデビューするための登竜門的な
位置づけでもあるんですね。

観戦者の立場で言えば、
まずは箱根駅伝を観て、将来有望な選手を知り、
そして、予想通り、マラソン界でも活躍するのを再度知るという
イメージです。
目をかけていた選手がマラソンでも活躍する嬉しいものですよね。
私はどちらかというと、お正月は、サッカーやラグビーに目がいき、
あまり、箱根駅伝を観ていませんでした。
ちょっと残念なことをしました。
少し、反省して、今年の1月3日は、ゴール間近の芝公園付近に
陣取って、観戦しました。
テレビで観ると、そんなに速く走っている感じがしないのですが、
間近で観ると、ぶっ飛んでいる感じでした。とにかく、ストライドが
大きく、パワフルな走りです。

箱根駅伝の提唱者は、今年のNHK大河ドラマ「いだてん」の
主人公である、金栗四三氏だと言われています。
箱根駅伝のことを知ることで、
より、マラソンを楽しんで走れることにつながるのではないかと
考えたのが、この記事を書くことになったきっかけです。

以下の点が特に魅力的な要素であり、これだけ長く続いている
大会なんだな~と思います。
箱根駅伝を総括するという、力量はとてもありませんが、
私なりに少しだけ書き連ねてみました。

・箱根駅伝の人気の秘密は何と言っても、チームスポーツである点にある
・そして、区間ごとの特性をうまく捉えることができる、個性豊かな選手が起用され、
そして、その期待を背負って走る選手は素晴らしい!
・特に、花の2区と呼ばれる、区間(鶴見中継所→(横浜駅前)→
(国道1号)→(権太坂)→戸塚中継所)では、各チームのエースの激突が見ものである
・箱根駅伝は野球でいうと、甲子園みたいな存在であり、選りすぐりの
素質あるランナーが毎年、名門校に入部してくるため、伝統校が定着している
・伝統校に、名監督ありで、ユニークな指導法は度々マスコミに取り上げられている
・毎年、予想を超える展開とドラマが繰り広げられ、箱根駅伝ファンの心を鷲づかみしている
・そして、箱根のエースランナーがやがて、日本のマラソン界をも牽引する存在となり、
マラソン人気を支えている

以上、箱根駅伝についての魅力について挙げました。

魅力満載な箱根駅伝ですが、問題がないわけではありません。
非常に残念なことですが、箱根駅伝は関東の大学しか出場できません。
全国区レベルであり、日本のトップレベルの選手を擁していますが、
地方の高校のエリート選手が箱根駅伝の名門高に入学するため、
この実力を維持しているわけです。
ただ、これって、いびつな構造ではないでしょうか?
箱根駅伝は関東圏だけのローカルな大会なのに、
人気があまりにも上がってしまったための結果です。
関西圏や他の地方の埋もれた有望選手が檜舞台に立てていないため、
もしかしたら、
日本の男子マラソンは世界レベルに達していないのではないでしょうか?
全日本大学駅伝があるじゃないか?って言われるかもしれませんが、
知名度の点で、箱根駅伝にかないません。
やはり、誰もが注目する大舞台で実績を残してこそ、
次の大舞台、オリンピックで活躍することができるのではないでしょうか?

これって、携帯電話のときと似ていませんか?
ガラケーがあまりにもローカライズ機能で最適化されたため、
世界標準から取り残されて、iPhoneやAndroidに後塵を拝した構図です。

日本の長距離ランナーを世界レベルにするという大きな目標を達成するには、
箱根駅伝を関東の大学だけでなく、全国の大学チームにもエントリできるように
すべきではないでしょうか?
そうすることで、世界に通用する男子マラソンランナーを輩出できる
取り組みの1つとなるのではないでしょうか?
箱根駅伝の提唱者金栗四三氏も天国で、箱根駅伝の拡大化によって、
世界に通用するマラソンランナーの輩出を願っているのでは
ないでしょうか?

将来有望な若いランナーの多くが箱根駅伝を走れる機会を作れることが
引いては、世界レベルのマラソンランナーを輩出できることにつながる
ように思います。
地味で、過酷な練習で、つかんだ栄光はやはり、誰もが注目する
華やかなレースであるべきですよねー
そういう意味では、東京マラソンの華やかさはトップレベルの選手に
とって、重要な位置づけを占めているのではないでしょうか?

箱根駅伝とマラソンが真に日本の国民的スポーツとなることを
一マラソンファンとして、願うばかりです。

箱根駅伝の魅力と課題、マラソンへの展望についての、
いくつかについてご紹介しました。
このサイトで、私の文章が少しでもあなたのマラソンライフを
楽しめるきっかけになれば、幸いです。

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