マラソンの高橋尚子さんの事を知って、走るのを楽しもう!

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高橋尚子さんと言えば、マラソン。マラソンと言えば、
高橋尚子さんという位に、一時期、日本の女子マラソン界を
牽引し、またマラソンの楽しさを広めた功労者とも
言えますね~
シドニーオリンピックの金メダルを皮切りに、
ベルリンマラソンでの世界一の走りは日本中を
興奮の渦に巻き込んだのではないでしょうか?

高橋尚子さんの走りを観て、感動して、
マラソンを始めた人も多いのではないでしょうか?
私もその1人です。
マラソンというのは楽しいものだと発信した、
高橋尚子さんのことを知ることで、
より、マラソンを楽しんで走れることにつながるのではないかと
考えたのが、この記事を書くことになったきっかけです。

高橋尚子さんはいろいろなエピソードあり、魅力あふれる人です。
とても、この記事だけで表現しきれませんが、、
以下の点が特に魅力的であり、市民ランナーレベルの人にとっても
大いに参考になると思いましたので、少しだけ
書き連ねてみました。

・シドニーオリンピックのゴール後のインタビューで、
「すごく楽しい、42キロでした」と語っている
・大学時代に、マラソンや駅伝では、無名だった選手が小出監督という
素晴らしい指導者を得て、一流のマラソンランナーになった
・アメリカ・ボルダーの高地トレーニングがシドニーの金メダルに
つながったと言われている
・全盛期のQちゃんの強さは小出監督から与えられた、
過酷な練習メニューから逃げなかったことではないだろうか
・ストイックで、人一倍真摯に練習に取り組む姿勢はランナーの鏡だ
・ゲストランナーとして、全国各地で飛び回って、ファンとの交流を大切にしている
・高橋さんがマラソンに転向した理由として、
「単純に走ることが好きだった」とインタビューで答えている

という感じでしょうか?

まず、レースが終わった後に、「楽しい!」と表現できること
自体が一流ランナーであることの証明ですね。
そんな感想、古今東西、いろいろなスポーツ関わらず、未だかつて
聞いたことがありません。
マラソンのレースに勝つには、自分との闘いに勝つのはもちろんですが、
相手との駆け引きも重要であり、自分のイメージ通りに走れたことを
「楽しい」というふうに表現したのでしょうか?
シモン選手とのデッドヒート、サングラスを沿道のお父さんに向けて、
投げて、ラストスパートしたシーンは目に焼き付いています。

私たちもレース前に立てたプラン通りに、最高のパフォーマンスを
発揮できたら、「楽しい!」という境地に達するかもしれませんが、
そんな人はまれかもしれません。
ただ、少しだけ、背伸びする位の目標タイムを設定して、
見事クリアできたら、その「楽しい!」感覚味わえるかもですね。

そして、名監督小出監督との二人三脚での過酷な練習。
最近、選手とコーチとの契約を巡るトラブルが報道されることが多くなりました。
それだけ、選手とコーチの信頼関係が重要であることの証しです。
与えられた練習メニューは多分予想をはるかに超える、過酷なものだったことが
容易に想像できますが、これを素直に受け入れて、決して逃げなかったことが
素晴らしい結果につながったと言われています。
行き過ぎた練習がのちに、疲労骨折になって、アテネオリンピック選考レースで
敗れる結果となってしまったのは非常に残念ですが、
ぎりぎりのところまで、自分を追い込むというのは
結果を残すには必要なことですね。

ストイックにトレーニングする姿は、かつてのスポ根を彷彿させ、
前世代的かと思われますが、
多くの日本人が持っている、大和魂、侍精神につながり、
共感を持つ人も多かったのではないでしょうか?
そして、結果を出してくれたことは本当に喜ばしいことです。

もともと日本人はマラソンや箱根駅伝が好きな民族ですが、
少し前までは、観戦したり、応援したりするが、自分ではやらない
スポーツの1つだったと思います。
現役引退後の高橋さんはゲストランナーとして、
全国各地で飛び回って、ファンと一緒に走ったりして、草の根レベルでの
マラソンの底上げにも貢献しています。
憧れのQちゃんと走れるだけで、モチベーションも一気にあがり、
レースの記録アップも間違いないですね。
シドニー後、金メダル効果で、
日本のランナーの人口が約200万人増えたといわれてるそうです。
真偽のほど分かりません。

元々、中距離の選手だった高橋選手が長距離に転向したのが、大学3年生の
時だそうですが、トラックで同じ景色の中をグルグル回りながら、
全力で走り続けることに抵抗を感じたそうです。
トラックの練習後に、遊びに行くような感覚で外に走りにでかけて
いったと、述べています。
さらに、「風になった日」という著書の中で、こうも述べています。
私のように弱い選手でさえ、夢や希望をもって頑張るだけで、
こんなにも違う人生を味わうことができるのだ。
夢をもって頑張れば、必ずかなえられる。

なんと、ポジティブな思考の持ち主なんでしょう。
オリンピックの金メダルは取れるべくして取れたというしか
ありませんね。

高橋さんを見習って、
私たちも夢や希望をもって、努力したいものです。

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